「冷え」の対処法

前回のブログでは「冷え」についてご説明させていただきましたが
本日はその「冷え」の対処法についてお話します。

生活習慣からのアプローチ

●簡単な運動で筋肉量を増やし血流を良くする
冷えを予防するためには、熱を作る組織である筋肉を増やすことが必要です。
適度な筋肉量を確保することで、基礎代謝がアップし、冷えを感じることは少なくなります。
とくに大きな筋肉である腹筋、第二の心臓といわれるふくらはぎの筋肉などを集中的に鍛えると効果的です。

●食事の摂り方を見直す
朝は体温や代謝が低いので、体温を上げるために朝食はしっかり摂りましょう。
朝食を抜いてしまうと熱産生がうまくいかず、なかなか身体が温まりません。
消化が良い温かいものをよく噛んで食べましょう。
「たんぱく質」は熱産生が高いので、積極的に朝食に取り入れるのも大切。
発酵食品やハーブティなども朝食に摂ると良いですね!

●暖かく快適な睡眠を
眠いときに手足が熱くなることがあるのは、副交感神経の働きで末端から熱を放出し、深部体温を下げて臓器を休ませようとするためです。
就寝前は入浴で身体を温め、入浴後30分~1時間以内の布団に入るようにしましょう。
夜更かしをして、テレビやスマートフォンの画面を見ていると、副交感神経がうまく働かず、深部体温がきちんと下がらない為疲れがとれません。

保温によるアプローチ

●服装を見直す
冷えを感じる人は「首・手首・足首」を温めるような服装がよいでしょう。
着込みすぎて不要な汗をかくと、汗が冷える過程で熱をうばってしまいます。
ストールやマフラー、手袋なども活用し、その時の環境に合わせて脱ぎ着できるようにしてみましょう。
特に冬場は足元が冷えるので、靴下やブランケットで対応しましょう。

●オフィスや自宅の室内環境をチェック
日本人が快適に感じる温度は、男性の場合は冬場で21℃~22℃。夏場で24℃~26℃とされ
女性の場合はさらに約3℃高い温度を好むと言われています。
男性が多いオフィスでは、空調の温度が低めに設定されていることが多い為、上着等を準備しましょう。
室温だけでなく、乾燥にも注意してくださいね!

セルフケアや入浴によるアプローチ

●セルフケアで血流の巡りを活発に
何もつけずに身体をさするだけでも温まりますが、滑りをよくする効果と、肌への直接作用も期待できるため、
植物油を使用することをオススメします。
好みや体調に合わせてオイルを選び、精油を組み合わせるアロマトリートメントなら、リラクゼーション作用も高まるので冷え対策にもピッタリです!

●シャワーだけではなく湯船でゆっくり温まる
最近はシャワーだけで済ませる人が多いようです。せめて週に3日は湯船にゆっくり浸かりましょう。
湯船につかることで、体を温めるだけではなく筋肉の緊張も解きほぐす効果があり、体も心もリラックスすることができます。
ゆっくり入浴を楽しむことで副交感神経が優位になり、その後の睡眠の質も上がります。
また、水圧で全身に心地よく圧をかけることにより巡りがよくなり、浮力による筋肉や関節への負担も軽減されます。

是非実践してみてくださいね!

このページのトップへ